ものもらい・まぶたのしこり・腫れ
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
「ものもらい」と呼ばれているものです。
まつげの根元やマイボーム腺という皮脂腺に、細菌感染が起こり腫れ上がる病気です。
人にうつると思われがちですが、うつることはありません。
登園や登校は可能です。
治療
治療は抗菌薬やステロイドの点眼、眼軟膏が基本となります。
大きなものや化膿したものには、切開など外科的な治療を行うこともあります。
炎症をきっかけにしてマイボーム腺が詰まり、しこりが残る場合がありますが、点眼の継続により数週間で小さくなることがほとんどです。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)、
化膿性霰粒腫(かのうせいさんりゅうしゅ)
霰粒腫(さんりゅうしゅ)とは
霰粒腫は、マイボーム腺が詰まることにより出来るまぶたのしこりです。
痛みはありませんが、ゴロゴロと異物感を感じたり、大きくなると目立つようになり見た目にも良くはありません。
化膿性霰粒腫(かのうせいさんりゅうしゅ)とは
感染を伴い痛みのあるものを化膿性霰粒腫といいます。
治療
自然治癒することも多いですが、速やかに治したい場合は薬を用います。
基本的には抗菌薬やステロイドの点眼や眼軟膏で治療をします。
成人ではステロイドの注射を行ったり、外科的な処置を行うこともありますが、お子様にはなかなか難しいので保存的な治療を継続します。
時には数ヶ月~半年も、しこりが長引くこともありますが、悪い出来物ではないですし心配はありません。
マイボーム腺梗塞
マイボーム腺の出口付近に、固まった脂の塊が詰まってしまうものです。
まぶたの縁に白や黄色のツブができます。
比較的大きくなると目立ったり、マイボーム腺から先端が一部飛び出し眼球に当たってしまい、異物感や痛みを伴うこともあります。
大きなものや眼球に傷をつける場合は、除去することも行います。
当院は開院したばかりで、処置室は設けていませんが、今後処置用の顕微鏡なども用意し霰粒腫の切開なども行う予定ではあります。
- 診療内容
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